サイネットの測定法

ESTrarray測定法

私たちのDNAチップ検査法は、非常に敏感で感度の良い乳がん細胞MCF7を使用し検査します。

エストロゲンの応答遺伝子には、その他にも顆粒細胞、莢膜細胞、胎盤、副腎皮質、精巣間質細胞がありますが、これらの信号は弱く、この乳がん細胞が最適であると考えます。

また、エストロゲン信号は、体内で50メートルのプールに耳かき一杯程度の量で十分な信号伝達を行いますので、この分析法によって、これまで測定不可能であった極低濃度レベルの反応を調査することが可能となり、これまで研究用小動物実験に依存していた評価法に比べ1000倍以上の感度でエストロゲン活性を調査することが可能となりました。

 

従来の動物実験評価方法との比較

これまでのエストロゲン活性についての検査は、ミジンコ、めだか、研究用の小動物が利用されてきました。そういった従来の検査では、

・高コスト

・長期間

・操作が難しい

・動物実験の倫理的問題

といった難点があげられます。

私たちのDNAチップの検査では、ハツカネズミなどの小動物の子宮肥大の割合を且票とした活性検査では確認できなかった反応を低コストで短期間で簡単に調べることを可能にしました。

近年では、動物愛護団体などから動物実験以外の検査法の開発が期待されており、化粧品業界など、既に動物実験を行っていない業界もあります。

以上のことからも大変優れた測定方法といえます。